天皇旗は、赤地に金のご紋章を描いたものである。現在では行幸の際に御料車に掲げられる他、かつては軍の観閲式や観艦式で掲げられ、天皇の所在を示すために使用されていた。皇族の方々には個人の旗が定められているが、常用されているものは、天皇旗・皇后旗・上皇旗・皇嗣旗である。
上皇旗は、令和元年6月5日、上皇陛下の大正天皇陵御参拝時に初掲揚された。皇嗣旗は、令和2年11月8日の立皇嗣の礼の終了後に初掲揚された。
天皇の即位礼で掲げられる旗類に関してはこちら。
参考
「令和の即位礼正殿の儀に掲げられた旛と新設された上皇旗・皇嗣旗について」(『旗章学』第1号(2020)所載)
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